第2回ジョージアフェスティバル・プログラム
<6/15土>
■11:00~
アンサンブル・イアポネレビ
ノグチマサフミ主宰(日本)
1)ダヴルリ
2)カルトゥリ
3)ラチュリ
4)アチャルリ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
てことでジョージアフェス2024のノグチの振付枠ナンバー紹介!!
①ダヴルリ
ジョージアの街の貴族たちの踊りです。
列を作ったりしては離れ、ペアになったり輪になって踊る様子は、他の種類のジョージアンダンスの中でも多く登場する特徴です。
踊り自体はそれほど複雑ではなく、それはこのナンバーにおいて、男性と女性の関係がそれほど堅苦しいものではないことを表現しています。
ダヴルリは多くの男女で構成される、貴族たちの宴会の様子を描く踊りです。
②カルトゥリ
ダヴルリから繋がる、結婚式の踊りです。
3分ほどの踊りの中で5つのパートに分かれています。
・新郎新婦の登場
・お互いの気持ちを確認する試し合い
・男性からのアピール
・女性からのアピール
・ペアダンス
最も古くから存在するジョージアンダンスのひとつで、民族性を強く表現しています。
他の何よりもパートナーに対し特別な愛情を持つというジョージアの伝統的な精神がこの踊り「カルトゥリ」に集約されています。
男性は礼儀を重んじ控えめですが、同時に賢く情熱的に。
女性は優しく優雅でいて雄弁。
踊りが始まると、男性は女性に触れることは許されず、パートナーと一定の距離を保ち続けなければなりません。
男性の上半身は常に静止し、恋愛中であっても自分の感情をコントロールしなければならないということを表現しています。
男性は、彼女が全世界で唯一の女性であるかのようにパートナーから目を離しません。
女性は恥じらいを以て、常に目を伏せたまま湖の水面を飛ぶ白鳥のように優雅に立ち振る舞い続けます。
非常に厳格なジョージアの結婚式を表現したダンスナンバーです。
③ラチュリ
ジョージア・ラチャ地方(北西の山岳地帯)の踊りです。
ジョージアンダンスのナンバーは、地方それぞれの踊りという形でも分類され、数多くある地方の中でもラチャ地方の民族性を表現する踊りがこちらのナンバーです。
ジョージアにおける山の踊りは、厳格で激しい踊りが多いのですが、ラチュリは数ある山の踊りの中でも楽しくて陽気なお祭りのような特徴を持った踊りです。
リズミカルな音楽に軽快なステップで楽しく踊られるこの踊りは非常に親しみやすいので、僕のレッスンの中でもエクササイズとして多く取り入れております。
ぜひエクササイズレッスンも受けにきてみてください!!
④アチャルリ
ジョージア・アチャラ地方(西側の黒海沿岸地域)の踊り。
海の地方の踊りです。
男女共優雅で柔らかく遊び心のある軽快なステップが特徴的で、それはそのまま、かしこまらない男女間の恋愛や駆け引きを表現しています。
男性は女性を追いかけ、そんな男性を軽くあしらう女性。
カルトゥリのような厳格な踊りとは相反し、アチャルリはカジュアルな恋愛模様を描いた踊りです。
黒海沿岸地域の伝統を通じて世代から世代へと受け継がれており、パフォーマンスの多様性が特徴的なダンスナンバーです。
ジョージアンダンスの中でも基礎として比較的最初に習う踊りです。
⑤mtiuluri(ティウルリ)
ジョージアの山の地域の踊り
ナンバーのテーマは「競争」で、男性も女性もそれぞれの技術や魅力を競い合う
山岳地帯におけるお祭りを表現している踊りで、力強い男性のパートから女性の群舞、
更に男性による膝やつま先を着く技を披露し最後に男女全員で踊る、ジョージアンダンスの中でもフィナーレに使われることの多いナンバーです。
日本語の表記では「ムティウルリ」と表記されますが、最初の「m」はほとんど発音されないので『ティウルリ』と聞き取れます。
と、今回のパフォーマンス30分の中で以上のナンバーを披露させていただきます。
途中ダンサーたちの着替えのため、ジョージア音楽のBGMを流したりします。
ぜひ踊りも音楽も楽しんで、ジョージアフェスを始まりから終わりまで楽しみ尽くしてください!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
古代ペルシャ語で隊商(キャラバン)を表すCARVAAN(カールヴァーン)。
カールヴァーン 食べログ
【6月15日(土)・16日(日)】ジョージアフェスティバルに参加します!