2015年9月22日火曜日

写真展「君とまた、あの場所へ―シリア難民の子どもたち―」





国境なき子どもたち写真展2015
【君とまた、あの場所へ -シリア難民の子どもたち-】
http://knk.or.jp/ev150811/

●日時:2015年9月17日(木)~23日(水・祝)10時~18時
※最終日15時まで  20日(日)は休館
●会場:アイデムフォトギャラリー「シリウス」
    東京メトロ丸の内線新宿御苑前駅そば

 東京都新宿区新宿1丁目4−10 アイデム本社ビル 場所


●料金:入場無料
●主催:認定NPO法人国境なき子どもたち(KnK)
●協賛:オリンパス株式会社、株式会社 堀内カラー、宗教法人真如苑、株式会社 小学館
●協力:G.I.P.Tokyo






朝日新聞デジタルより

 病床で宙を見つめる少年、親の故郷を知らない赤ちゃん――。戦火を逃れ、ヨルダンで暮らすシリア難民の子どもたちを撮影した写真展が新宿で開かれている。フォトジャーナリストの安田菜津紀さん(28)が撮り続けてきた。

 安田さんが初めてシリアを訪れたのは7年前。当時は難民の受け入れ国で、首都ダマスカスにイラク戦争で父親を失った友人が避難していた。路地裏には石畳の静かな街並みが広がり、市場では「ようこそ」と歓待された。すっかり魅せられ、翌年の秋にかけて4回通った。

 2011年3月の東日本大震災の直後、シリアの友人から「日本は大丈夫か」と電話がきた。その頃、シリアでは反体制デモが激化していた。アサド政権軍と反体制派の内戦が起き、人口2200万人の半数以上が難民や国内避難民になる人道危機に発展した。

 13年からヨルダンに通い始めた。60万人以上のシリア難民が暮らす国。首都アンマンの病院には、足に大けがを負った車いすの少女(9)がいた。親は無傷だったため入国が認められず、ひとりぼっちだった。「ひとりでも平気だよ」と話す少女。安田さんは「社会のひずみのしわ寄せは、一番弱い子どもにくる」と痛感した。

 シリア国境に近いヨルダン北部のザアタリ難民キャンプに通った。「自分たちを苦しめているのは、アサド政権でも、反体制派でも、(過激派組織の)イスラム国でもない。世界から見放されていることだ」。子連れの男性が語った言葉が忘れられない。

 故郷でもう一度、家族や友人たちと暮らすことを夢見続けている難民たち。「彼らの心に広がる故郷の風景が、1日でも早く取り戻せるように」。今回展示している34枚の写真に、安田さんはそんな願いを込めたという。

写真展「君とまた、あの場所へ―シリア難民の子どもたち―」は、新宿区のアイデムフォトギャラリー「シリウス」で、23日まで(20日は休館)。無料。問い合わせは主催の認定NPO法人「国境なき子どもたち」事務局(03・6279・1126)





安田 菜津紀プロフィール


natsuki

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今、報道ステーションで写真展の模様とコメントを放送して頂きました。

「自分たちを苦しめてきたのは政権でもなく”イスラム国”でもなく、これだけのことが起こりながら、世界から関心を寄せられていない、無視をされている感覚だ」。

シリア難民の方の、あの言葉を忘れません。


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 1987年神奈川県生まれ。studio AFTERMODE所属フォトジャーナリスト。16歳のとき「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、カンボジアを中心に、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で貧困や災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。2012年、「HIVと共に生まれる -ウガンダのエイズ孤児たち-」で第8回名取洋之助写真賞受賞。共著に『アジア×カメラ 「正解」のない旅へ』(第三書館)、『ファインダー越しの 3.11』(原書房)。上智大学卒。



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NHK NEWS

シリア難民の子どもたちの写真展

内戦が続くシリアなどからヨーロッパに大勢の難民が押し寄せるなか、シリア難民の子どもたちの現状を伝えようという写真展が、17日から東京・新宿で始まりました。
この写真展は、難民の子どもなどの支援をしているNPO法人「国境なき子どもたち」が毎年開催しているもので、今回は、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんが撮影したシリア難民の子どもたちの写真34点が展示されています。

 会場には、内戦で妻と子ども3人を失った父親が唯一生き残った娘と1年ぶりに難民キャンプで再会した様子をおさめた写真や、空爆で負傷して隣国ヨルダンの病院に運ばれたものの僅か2週間後に命を落とした5歳の男の子の写真などが展示されていて、訪れた人たちは1枚1枚の写真をじっくりと見ていました。

 シリアからの難民はこれまでに400万人を超え、ヨルダンやトルコなど周辺国での避難生活に限界を感じ、ヨーロッパを目指す人も増えています。

 安田さんは「少しでも難民の存在を身近に感じてもらい、どうしたら彼らの居場所を作れるか一緒に考えるきっかけにしたい」と話していました。

 写真展を訪れた女子大学生は「勉強したいという子どもたちの気持ちが伝わってきたので、自分に何ができるか考えたいと思います」と話していました。

 この写真展は、東京・新宿のアイデムフォトギャラリーで今月23日まで開かれています。


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2015年9月22日 行ってきました






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