内なる星図 チュルリョーニス展 6/14まで
国立西洋美術館
- 会期
- 2026年3月28日[土]-6月14日[日]
- 開館時間
- 9:30~17:30(金・土曜日は~20:00)
※入館は閉館の30分前まで - 休館日
- 月曜日、5月7日[木](ただし、3月30日[月]、5月4日[月・祝]は開館)
- 会場
- 企画展示室B2F
- 観覧料
一般2,200円、大学生1,300円、高校生1,000円
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アンビエント好き、特に大谷さんのように Brian Eno、Harold Budd、Steve Brenner、Muziekkamer、初期電子音楽 が好きな方なら、チュルリョーニス展では「物語」よりも「空間」と「時間の流れ」を感じる作品に注目すると面白いです。
① 《創造(Creation)》連作
チュルリョーニスを代表する連作。
宇宙が誕生する瞬間を描いているようであり、
海底から生命が芽吹く過程のようでもあります。
アンビエント的に言えば、
音楽的な展開は少ない
微細な変化が続く
気付くと景色が変わっている
という作品群です。
まさに
『Music for Airports』や『The Pavilion of Dreams』的な鑑賞ができます。
② 《ソナタ・海》
チュルリョーニスの最高傑作候補。
絵なのに、
Allegro
Andante
Finale
という楽章構成になっています。
波や水平線が反復され、
見ているとドローン音楽のような感覚になります。
大谷さんなら
「これは絵画版Steve Brennerだな」
と思うかもしれません。
③ 《ソナタ・星》
個人的にはアンビエント度最高。
星々が静かに配置され、
上下感覚
遠近感覚
重力感覚
が曖昧になります。
Brian Enoが好きそうな世界です。
『Apollo』や
『Thursday Afternoon』の視覚版といってもいいくらい。
④ 《レックス(Rex)》
巨大な存在が宇宙を見下ろしているような作品。
神話画とも宗教画とも違い、
「宇宙そのものが人格を持った」
ような不思議な感覚があります。
後年のニューエイジやコズミック・アンビエントのジャケットを先取りしたような作品です。
⑤ 《フーガ》
アンビエント好きなら見逃せません。
木や山が反復しながら現れ、
少しずつ変化していく。
まるで
ミニマル・ミュージック
ドローン
反復系アンビエント
そのものです。
Harold Buddのピアノや
Steve Brennerのシンセのレイヤーを
視覚化したような感覚があります。
大谷さん向け鑑賞法
普通の美術展だと
何が描かれているか
何を意味するか
を追いがちですが、
チュルリョーニスはむしろ
「音楽を聴くように見る」
のがおすすめです。
作品の前で1〜2分立ち、
「これがもし音だったらどんな音楽だろう?」
と考えると、
Harold BuddやBrian Eno、Steve Brennerにつながる不思議な感覚が味わえると思います。
特に《ソナタ・海》《ソナタ・星》《創造》の3系列は、今日ぜひ時間をかけて見てみてください。アンビエント好きには展覧会全体のハイライトだと思います。
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