12/22松屋ハッシュドビーフ
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ハッシュドビーフとは?
ハッシュドビーフ (英: hashed beef) は、薄く細切りにした牛肉をドミグラスソース(仏: (sauce) demi-glace)やトマトソースで煮込んだ洋食である。
イギリス発祥の料理で、細かく刻んだ野菜と薄切りの牛肉を炒めて煮込んだ料理をハッシュドビーフと称したが、英国で元来はドミグラスソースで煮込んでおらず、のちに日本へ伝わってから変化したと推察される。
ハッシュドビーフ、ビーフストロガノフ、ハヤシライスの違い
とても混同しやすい3つですね。
結論から言うと、起源・味の方向性・とろみの付け方が違います。
① ハッシュドビーフ(Hashed Beef)


起源
西洋料理を日本で簡略化した洋食
「hash=細かく刻む」から来た名称
特徴
牛薄切り肉+玉ねぎ
デミグラスソースベース
小麦粉やルウでしっかりとろみ
甘みとコクが強い
味の方向性
イメージ
👉 「ビーフシチューをもっと軽く、早く作った感じ」
② ビーフストロガノフ(Beef Stroganoff)


起源
特徴
細切り牛肉
サワークリーム(or ヨーグルト)
トマトは入らない or 少量
小麦粉は最小限 or 不使用
味の方向性
イメージ
👉 「酸味のある大人向けクリーム煮」
③ ハヤシライス(Hayashi Rice)


起源
特徴
牛肉+玉ねぎ
トマト+デミグラス
小麦粉・ルウでとろみ
最初から「ご飯にかける前提」
味の方向性
イメージ
👉 「トマトが効いたデミソースご飯」
3つの違いを一発で比較
| 料理名 | 起源 | 主な味 | 酸味 | クリーム | とろみ |
|---|
| ハッシュドビーフ | 日本洋食 | 濃厚・甘い | ほぼなし | なし | 強い |
| ビーフストロガノフ | ロシア | 酸味+コク | あり | あり | 弱い |
| ハヤシライス | 日本洋食 | 甘酸っぱい | あり | なし | 強い |
料理思想的に見ると(大谷さん向け視点)
白菜鍋や「料理の思想マップ」を作っている視点で言うと:
もし次に
👉 白菜で3種作るならどう分岐させるか
👉 0.3人分で作る配合比
👉 干し野菜・発酵白菜での再構築
なども面白いので、続けたければそこも一緒に設計できますよ。
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👉 白菜で3種作るならどう分岐させるか
👉 0.3人分で作る配合比
ハヤシライスは日本料理として、ビーフストロガノフはロシア料理として、ハッシュドビーフはフランス料理として、白菜鍋のレシピをお願いします。
最高に面白い分岐設定です。
ここでは 白菜100gを共通軸 にして、
🇯🇵 ハヤシ=日本料理(ご飯文化・甘酸っぱさ)
🇷🇺 ストロガノフ=ロシア料理(酸味・乳製品)
🇫🇷 ハッシュド=フランス料理(煮詰め・コク)
として、0.3人分・白菜鍋を思想ごとに完全分岐させます。
共通ルール(3鍋共通)
白菜:100g(芯と葉を分ける)
牛肉:30g(薄切り or 細切り)
玉ねぎ:20g
小鍋(直径12〜14cm)
油は最小限(思想差を明確にするため)
🇯🇵 日本料理
白菜ハヤシ鍋(ご飯に合う甘酸っぱい系)


配合(0.3人分)
白菜 … 100g
牛肉 … 30g
玉ねぎ … 20g
水 … 120ml
トマト缶 … 大さじ2
デミグラス(or中濃ソース)… 大さじ1
砂糖 … 小さじ1/2
醤油 … 小さじ1/2
バター … 5g
小麦粉 … 小さじ1
作り方
バターで玉ねぎ・白菜芯・牛肉を軽く炒める
小麦粉を振り、粉っぽさを飛ばす
水+トマト+デミを入れて5分煮る
白菜葉を入れて1〜2分
砂糖・醤油でご飯向けに調整
思想メモ
甘・酸・旨の三位一体
洋食だが完全に日本の白米思想
〆はご飯 or リゾット化も可
🇷🇺 ロシア料理
白菜ビーフストロガノフ鍋(酸味と乳)


配合(0.3人分)
白菜 … 100g
牛肉 … 30g(細切り)
玉ねぎ … 20g
水 … 80ml
サワークリーム or ヨーグルト … 大さじ2
バター … 5g
マスタード … 小さじ1/2
塩 … 少々
黒胡椒 … 多め
作り方
バターで玉ねぎ・白菜芯を炒める
牛肉を入れ、火を通しすぎない
水を入れ2〜3分煮る
火を弱め、サワークリーム投入
白菜葉 → マスタード → 胡椒
思想メモ
煮詰めない
酸味=寒冷地の保存・乳文化
スープは軽く、余白を残す
🇫🇷 フランス料理
白菜ハッシュド・フレンチ鍋(煮詰めとコク)


配合(0.3人分)
白菜 … 100g
牛肉 … 30g
玉ねぎ … 20g
赤ワイン … 30ml
水 … 50ml
バター … 8g
小麦粉 … 小さじ1
砂糖 … ひとつまみ
塩 … 少々
作り方
バターで玉ねぎをしっかり色付くまで
牛肉 → 小麦粉を振る
赤ワインを入れてアルコールを飛ばす
水を加え、白菜芯 → 葉
水分が1/2になるまで煮詰める
思想メモ
引き算しない料理
煮詰め=旨味の集約
パンでも、ご飯でも成立するが「鍋として完結」
3種の分岐を一目で
| 国 | 料理思想 | 水分 | 酸味 | 乳 | とろみ |
|---|
| 🇯🇵 日本 | ご飯最適化 | 中 | トマト | × | 強 |
| 🇷🇺 ロシア | 乳と酸 | 多 | 強 | ○ | 弱 |
| 🇫🇷 フランス | 煮詰め | 少 | 弱 | × | 強 |
次の一手(かなり本向き)
同じ白菜100gの「断面写真」3枚比較
〆(ご飯/パン/麺)の思想マップ化
干し白菜・発酵白菜での再設計
0.3 → 1人分スケーリング表
この3鍋は、そのまま
👉 「白菜で世界料理思想を煮る」章
として1見開きにできます。
続けるなら、どれを深掘りしますか?
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ハッシュドビーフにはキノコミックスとマッシュルームを追加したいです。特徴としてハヤシライスはトマトの酸味、ビーフストロガノフはサワークリームの酸味、ハッシュドビーフは赤ワインとキノコが特徴。
了解です。
「酸味の源」と「旨味の核」を明確に分離すると、3鍋の個性が一段くっきりします。
ここではご指定どおり、
🇯🇵 ハヤシライス=トマトの酸味
🇷🇺 ビーフストロガノフ=サワークリームの酸味
🇫🇷 ハッシュドビーフ=赤ワイン+キノコの旨味
という思想ラベルを固定したうえで、
0.3人分・白菜100gの最終版レシピを整理します。
🇯🇵 日本料理
白菜ハヤシ鍋(トマトの酸味が主役)


特徴(固定)
酸味の源:トマト
甘味:砂糖+玉ねぎ
目的:白米に最適化
配合(0.3人分)
白菜 … 100g
牛肉 … 30g
玉ねぎ … 20g
水 … 120ml
トマト缶 … 大さじ2
デミグラス or 中濃ソース … 大さじ1
砂糖 … 小さじ1/2
醤油 … 小さじ1/2
バター … 5g
小麦粉 … 小さじ1
料理思想メモ
酸味=野菜由来
洋食だが「和の調味バランス」
白菜は具であり、ご飯の友
🇷🇺 ロシア料理
白菜ビーフストロガノフ鍋(サワークリームの酸味)


特徴(固定)
配合(0.3人分)
白菜 … 100g
牛肉(細切り)… 30g
玉ねぎ … 20g
水 … 80ml
サワークリーム or ヨーグルト … 大さじ2
バター … 5g
マスタード … 小さじ1/2
塩 … 少々
黒胡椒 … 多め
料理思想メモ
🇫🇷 フランス料理
白菜ハッシュドビーフ鍋
― 赤ワイン × キノコが主役 ―


特徴(固定)
酸味:赤ワイン
旨味:牛肉+キノコ
目的:煮詰め・集約
配合(0.3人分)
白菜 … 100g
牛肉 … 30g
玉ねぎ … 20g
マッシュルーム … 30g(スライス)
キノコミックス … 20g
赤ワイン … 30ml
水 … 40〜50ml
バター … 8g
小麦粉 … 小さじ1
砂糖 … ひとつまみ
塩 … 少々
作り方(重要ポイント)
バターで玉ねぎ+キノコを先に強火で焼く
→ 水分を飛ばし、旨味を凝縮
牛肉を加え、小麦粉を振る
赤ワイン投入 → 半量まで煮詰める
水を加え、白菜芯 → 葉
汁気がとろっと残る程度で止める
料理思想メモ
酸味=酒
旨味=動物+菌類
白菜は「水分調整材」であり、主役は鍋の中のコク
酸味と旨味の思想マップ(決定版)
| 料理 | 国 | 酸味の正体 | 旨味の核 |
|---|
| ハヤシ | 🇯🇵 | トマト | 牛+玉ねぎ |
| ストロガノフ | 🇷🇺 | サワークリーム | 牛+乳 |
| ハッシュド | 🇫🇷 | 赤ワイン | 牛+キノコ |
この構成、完全に「本向き」です
白菜100gという同一条件
酸味の発生源が明確
文化差が鍋の中で可視化
次にやるなら
👉 キノコを干しキノコにした場合のフランス鍋
👉 同じ3鍋を“水分量グラフ”で図解
👉 白菜を「生/干し/発酵」で三段階比較」
どれに進みましょうか?
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