川口エスニックフード祭り
@ 川口樹モール商店街 コミュニティプラザ
埼玉県川口市栄町3丁目11−18
6/7 土曜 10:00-18:00
6/8 日曜 10:00-17:00
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FOR つながる川口の未来
エスニック屋台で、終わらせない。 “つながり”から、共生を育むフード祭りを!
クラウドファンディング
学生団体 S.A.L. は国際問題の知識を深め、啓発することを活動内容として
2008年に発足した、慶應義塾大学に本部を置く学生団体です。
実行者からのメッセージ
昨年、モモやケバブ、フォーが並び、10,000人が「おいしいね」と笑い合いました。
でも、それだけでは終わらせない。
今年は、フードやアート、ゲームで、人と人とのつながりを生み出します。
川口から、共生のまちづくりへ。
あなたの一歩、貸してください。
プロジェクトのポイント
1.「おいしいね」から、分断をほどく出会いを生むフード祭り。
2.フード × アート × ゲームで人と文化が自然に交わる。
3.川口から、共生社会のインフラを“つながり”で再設計する挑戦。
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プロジェクトの詳細
はじめに
こんにちは。私たちは、慶應義塾大学の学生団体S.A.L.から2023年に結成された「EthniCity Kawaguchi」プロジェクトです。
“つながりをデザインするお祭り”って、なんだと思いますか?
人と人が、文化と文化が、ふとした一言やひとくちの料理を通じて交わる——そんな場を、まちの真ん中につくってみたいと思ったのです。
2025年6月、私たちは川口市で『川口エスニックフード祭り –ミール・ミーツ・バザール』を開催します。
ただおいしいだけのフェスではなく、多文化共生のまちを目指すための「実験」として。
あなたの一歩が、誰かの「こんにちは」につながるかもしれません。
どうか、この挑戦に力を貸してください。
解決したい社会課題
—— 無関心のなかにある分断をほどく
災害が起きたとき、すぐに連絡を取れる相手はいますか?
子育てや介護で困ったとき、自然と頼れる誰かがいますか?
今の日本社会には、一見すると便利で自由な暮らしが広がっています。
けれど、その裏で、誰とも深く関わらずに生きられてしまう時代が、静かに進んでいます。
特に、多様な背景をもつ人々にとって、その“つながらなさ”はより深刻です。
たとえば、埼玉県川口市。全国でもトップクラスの外国人住民比率を誇るこのまちでは、
日常的に多国籍な風景が広がっています。けれど一方で、
「外国人が多いって、ちょっと不安」「文化が違う人と関わるのは難しそう」
そんな空気が、今も確かに存在しています。
これは、悪意からではなく、“関わる機会のなさ”がつくり出すものかもしれません。
顔の見えないまま、交わるきっかけもないまま、
知らない誰かのことを、勝手に「遠い存在」と思い込んでしまう。
そうした“無意識の分断”が、今、社会のいたるところに静かに広がっています。
だからこそ、必要なのは「つながりの設計」です。
たとえば、ふと立ち寄ったフードブースで誰かと笑い合う。
「この料理、どこの国のもの?」「あなたが作ったの?」——
そんな何気ないやり取りが、言葉や文化の壁をゆるやかに溶かしていく。
つながりは、自然には生まれません。
だからこそ、つながる“しかけ”が必要なんです。
食べて、話して、笑い合う。
それだけで、人は関われる存在に変わっていくから。
この課題に向き合う背景
—— “すれ違いのまち”を変えていくために
このプロジェクトの出発点は、慶應義塾大学の学生団体S.A.L.(サル)にあります。
私たちは2008年の設立以来、「世界の痛みとともに生きる」をテーマに、
国際問題の現場に足を運び、学び、発信してきました。
たとえば、バングラデシュの難民キャンプ、ラオスの開発地域、
トルコのマイノリティ居住区などで、現地の人々と対話しながら、
「支援とはなにか」「連帯とはなにか」を問い続けてきました。
その中で、ある夏、私たちはトルコを訪れ、日本に住んだ経験のある方々と出会いました。
「名前が違うだけで、からかわれた」
「宗教で食べられないものを理解されず、給食で孤立した」
「働いているだけなのに、地域住民から通報された」
語られたのは、日本で暮らす中での痛みや孤独の記憶でした。
それを聞いたとき、私たちは思いました。
“国際問題”とは、遠い国の話ではない。
むしろ、目を向けるべき場所は、私たちが暮らす日本の中にあるのではないか——と。
たどり着いたのが、川口市という街でした。
日本で最も外国人比率の高い地域のひとつ。多様な人が行き交い、文化が息づく場所。
でもそこには、「ちょっと怖そう」「治安が悪いのでは」という、誤った先入観も根強くありました。
2024年、私たちはこの川口で初めてのエスニックフード祭りを開催しました。
のべ1万人以上が来場し、メディアにも取り上げられ、大きな盛り上がりを見せました。
けれど祭りの終わり、私たちの胸には小さな違和感が残りました。
「たしかに賑わったけれど、つながりは生まれただろうか?」
来場者は料理を楽しみ、ステージは盛況だった。
でも、“誰かと話せた”“文化の奥にある想いを聞けた”という感想は、あまり届かなかったのです。
そこから私たちは考えました。
人と人の“関係”を生み出すには、意図された設計が必要なんじゃないか。
ただ楽しいだけじゃ、社会は変わらない。
今年は、その気づきを形に変える再挑戦の年です。
“おいしい”を起点に、無理なく、自然に、でも確かにつながっていける。
そんな「関係が生まれる祭り」を、この川口から本気でつくろうと決めました。
このプロジェクトで実現したいこと
――「つながり」をデザインする、新しいお祭りのかたち
今年の川口エスニックフード祭りのテーマは、「Meal Meets Bazaar」。
ただおいしいものを食べて終わるイベントではなく、
“出会いと関係が生まれるように設計されたお祭り”です。
誰かと自然に目が合い、言葉を交わし、文化を知る。
そんな“ふとしたつながり”が、まちのあちこちで芽吹いていくような体験を、私たちは本気でつくろうとしています。
そのために、いくつかの具体的なアイデアに挑戦していきます。
🏷️ 1. 出店ハードルの引き下げ
昨年は、言葉の壁や機材の持ち込みなどの不安から、地域の小さな外国料理店や個人の出店者が参加しづらい構造になっていました。
今年は、備品の提供や申請サポート、出店料の大幅な引き下げなど、あらゆる面で参加ハードルを下げ、
「文化を自分の言葉で伝えたい」という人が、安心して立てる場を整えています。
🎨 2. 市民参加型アートオブジェ
会場中央には、来場者が1本ずつリボンを結んで完成させていく立体オブジェを設置。
文化も言語も違う人たちが、“ともにひとつの作品をつくる”という経験を通して、
目に見える“つながりの象徴”が2日間で立ち上がっていきます。
📮 3. エスニックトレーディングカード
市内のエスニック料理店と連携し、オリジナルのトレーディングカードを制作。
料理を食べたり、会話をしたりすることでカードを集められ、“トレカバトル”も展開予定。
子どもも大人も、遊びながら自然と異文化と出会える仕掛けです。
🧑🏫 4. 高校生×大学生でつくるワークショップ
今回初の試みとして、地域の高校生と大学生が企画・運営するワークショップも開催。
テーマは「多文化って、なんだろう?」
お互いの価値観を見つめ、日常に潜む偏見に気づきあう“考える時間”を用意しています。
こうした仕掛けの根底にあるのは、
「つながりは、社会を支えるインフラである」という私たちの信念です。
災害のとき、困ったとき、誰かに頼れる社会。
知らない人を怖がるのではなく、想像できる社会。
それを形にしていくためには、まず「人と人が出会い直す仕掛け」を街の中に増やすことから始めなければならない。
私たちは、川口という多様性の最前線に立つまちで、
日本の新しい共生社会のかたちをつくるモデルケースを育てていきたいと考えています。
そしてこのお祭りは、その最初の一歩です。
あなたと一緒に、“出会いから始まる未来”を、つくっていけたら嬉しいです。
リターンについて
このクラウドファンディングのリターンは、単なる“モノ”ではありません。
あなたの存在が、このまちに刻まれる——そんな関わり方をご用意しました。
たとえば、
📌 市民アートオブジェ限定リボン
来場者と一緒につくる「まちと自分をつなぐ」象徴を、家にも飾れる仕組み。
📘 多文化共生ブック
誰かがふと手に取ったとき、「このまちを一緒につくった誰かがいる」と思ってもらえるように。
🃏 多様なエスニック飲食店とコラボしたオリジナルトレカ
「遊びながら文化にふれる」体験を。
そのほかにも、まちに声を届ける"ステージ/団体内講演権"や川口の街を味わう“エスニックまち歩きツアー”など、“関わる楽しさ”を感じられるリターンをご用意しています。
そして何より、
あなたの一歩が、誰かが「知らなかった世界」と出会うきっかけになること。
そんな未来を、一緒に育てていけたら嬉しいです。
スケジュール
私たちがつくりたいのは、ただのイベントではありません。
人と人が、少しだけ近づける“つながりの場”です。
出会いのハードルを下げ、文化と関係が自然に交わる——
そんな仕掛けを実現するには、みなさまの力が必要です。
ご支援は、出店者への備品提供や出店料補填、エスニックトレカやアート作品の制作、音響やワークショップ運営費などに使わせていただきます。
📅 スケジュール
11月:実行委員会結成
12月:構想、コンセプト策定
1~3月:出店調整・企画準備
4月:トレカ・アート制作開始
5月:広報強化、会場装飾
6月7〜8日:祭り開催
7月:リターン発送・活動報告
◆ 税制優遇について
学生団体S.A.L.は慶應義塾大学の公認の非営利団体です。当団体へのご寄付は、寄付金控除の対象となり、確定申告を行うことで税金の還付が受けられます。(個人の場合、最大で寄付金額の約40%が所得税から控除されます)
誰かが、知らなかった誰かと出会う。その小さな奇跡を、一緒につくってください。
支援金の使い道
ー目標金額の内訳、具体的な資金の使い道
出店者支援・備品費 17.5万円
(備品レンタル、出店料の一部補填など)