2013年9月27日金曜日

だんごのたかはし



だんごのたかはし












平和を!平和を!そこに幸福が生まれる  (長編詩)2007・4・30 聖教新聞掲載

明るい人生のためには
平和でなければならない。
幸せの人生のためには
絶対に戦争はあってはならない。

人生、それは
幸福になるためにある。
人生、それは
不幸の闇と戦い
勝つためにある。

人に迷惑をかける人は
不幸な人だ。
自分自身に勝っていく人が
幸福な人なのだ。

私も希望を胸に進む。
明るく勇んで進む。
私は負けない!
私はあきらめない!

大空よりも
大きなものがある。
それは
私の生命である。

大海原よりも
深いものがある。
それは
あなたの生命である。

全宇宙の
あらゆる宝よりも
尊いものがある。
それは
私たちの生命である。

だから
生命を傷つける魔物は
断じて許さない。
生命を奪う悪魔とは
断固と戦うのだ。

戦争ほど
残酷なものはない。
戦争ほど
悲惨なものはない。

どれほど
母たちの涙が
流されてきたことか。
どれほど
若人の青春が
引き裂かれてきたことか。
どれほど
子どもたちの笑い声が
押しつぶされてきたことか。

歴史を変えよ!
時代を動かせ!
世界を結べ!

冬来たりなば
春遠からじ。
今こそ平和の春の歌を
声高らかに歌うのだ。
闇が深いほど
夜明けは近い。
今こそ平和の夜明けの鐘を
力の限り打ち鳴らすのだ。

空には
鳥の飛ぶ道がある。
海には
魚の泳ぐ道がある。
天には
星の巡る道がある。
人にも
歩むべき法則の道がある。
それこそ
平和の道である。

できることから
一歩を踏み出すことだ。
前へ向かって
一ミリでも進むことだ。

あの山を登れ
あの川を渡ろう!
あの草原を駆け抜け
この丘を越えよう!
あの街へ走れ
この友と語ろう!

私たちの歩んだ足跡に
いつの日か
素晴らしき仲間が続くことを
朗らかに信じながらー

希望がなければ
自分で希望を創るのだ。
世界が暗ければ
自分が太陽と輝くのだ。

幸福は
追い求めて
つかまるものではない。
勇気と忍耐の人に
ついてくるものだ。
平和もまた
英知と信念の人びとに
ついてくるものである。

平和は
遠くにあるのではない。
一人の人を
大切にすることだ。
お母さんを
泣かせないことだ。
自分と違う人とも
語り合っていくことだ。
喧嘩があっても
賢く仲直りすることだ。

そしてまた
美しい自然を
護っていくことだ。
豊かな文化を
育てていくことだ。
人の不幸の上に
自分の幸福を築かないことだ。
喜びも苦しみも
皆で分かち合っていくことだ。

わが友を幸福にできる人が
幸福の博士なのだ。
わが社会を平和にできる人が
平和の天使なのだ。

いじめを許さないことも
平和の戦いである。
差別を許さないことも
平和の戦いである。
嘘の悪口を許さないことも
平和の戦いである。
権力者を威張らせないことも
平和の戦いである。
いかなる暴力も絶対に許さない。
これこそ平和の戦いである。

黙っていてはいけない。
勇敢に声をあげるのだ。
歌声が響くところ
平和は広がる。

友情の対話から
平和は深まる。
学び合う心があれば
平和は崩れない。

幸福と不幸との戦いが
人間の一生だ。
平和と戦争との戦いが
人類の歴史だ。
そして
永遠に勝ち抜く正義の力は
私たちの生命の中にある。

「迷ったときには
困難な道を選んで進め!」と
賢者は言った。
苦労は力になる。
悩みは智慧になる。
悲しみは優しさになる。
いちばん苦しんだ人が
いちばん幸せになれるのだ。

花も微笑んでいる。
そよ風も歌っている。
月光も見守っている。
強く正しき魂の躍動は
宇宙のすべてを友とし
味方に変えゆくのだ。

世界の子どもたちよ!
地球は一つ。
みんな兄弟姉妹 家族だから
仲良く平和に暮らしていこう。

さあ 未来へ前進だ。
隣にいる友と握手しよう!
目と目を見つめて語り合うのだ。
一緒に楽しく歌を歌おう!
それが
平和への偉大な一歩だからだ。

平和の国を作ることだ。
平和の人びととつながることだ。
平和こそ
人間の求めている最高の光だ。
平和こそ
正しい人生の確かな道なのだ。

平和!平和!
そこにのみ
幸福が生まれる。
勝利の幸福が飾れる。
                         世界桂冠詩人

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