世界のおやつ探検隊
第1回 五大陸おやつ制覇ツアーを開始!の巻
東京には、上野、池袋、大久保、蒲田などと、異国の香りひしめく街が東西南北に散らばる。そこで、探検隊の第1のミッションとして掲げたのが、「とにかく、一遍ざっと、五大陸のおやつを制覇しよう!」ということ。はい、この探検隊、ナショジオにあるまじき大ざっぱな隊です。
五反田 南米エリア
実はすぐそばのビルにブラジル領事館があり、五反田の隣駅・目黒にはコロンビア大使館がある。ほかの南米の大使館からもちょっと距離はあるものの、アクセスは悪くない。そのため、このエリアでは、南米の食材ニーズが高いのだそう。ちなみにお店のオーナー氏はコロンビア出身だ。
ムンドラティーノ ショップ サイト 南米の食材ショップ
東京都品川区東五反田1-12-12 落合ビル3F
電話:03-6408-0748
店の一番人気は、黒糖プリンの素です
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第2回 「開け~、ごま!」を体感した日
南米の次に目指したのは、中東・アフリカ大陸のスイーツ制覇。チュニジアを中心にモロッコやシリア、レバノンといった地中海沿岸の国々の食品をネットで販売していた会社にお願いして、青物横丁にあるオフィスにお邪魔することになった。
エム・アンド・ピー 地中海、中東食材
※ネット販売のみ
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第3回 「世界で一番甘いお菓子」を発掘する
アジアン・バザール アジアの食材
東京都品川区東大井2-9-3電話:03-6386-6038
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第4回 南米、インドのお菓子に“日本の味”を発見! 前編
試食会
第5回 南米、インドのお菓子に“日本の味”を発見! 後編
お店の紹介なし
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第6回 エスニックなプリンに驚く!の巻
お菓子の手作りキット
手に入れたのは、コロンビアのプリン、ペルーのドーナッツ、インドのアイスクリームの手作りキットの3つ。
生地には、小麦粉のほかサツマイモやカボチャの粉も入っているペルードーナッツ、ピカロネス。砂糖は入っていないので、シロップをかけなければ塩味スナックにも
コロンビアの黒糖プリン、ナティージャ。コーンスターチ、黒砂糖が主な材料。余ったペルードーナッツの黒糖シロップをかけたら、ほどよい甘さに。日本人には、これぐらいが丁度いいかも!
インドのアイスクリーム、クルフィ。手作りキットの箱の写真のクルフィには、ピスタチオが沢山入っていたので、ピスタチオを別に買って足してみました。風味が増して、大正解
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第7回 イスラエルのシェフ、活躍する!前編
第8回 イスラエルのシェフ、活躍する! 後編
若かりし頃、エルサレムやシリアを旅行した際に出会ったお菓子が抜群に美味しくて、今でも夢に見るほどなんだとか。
クナフェの出来上がり! 「出来たてを食べてね!」とマルセロさん。イスラエルの街で見かける頻度でいえば、第2回で紹介したバクラヴァ(バクラワ)に負けるようだが、クナフェも中東の国々でよく食べられるお菓子だそう。呼び方は国によって異なるようだ
東京・目黒のイスラエル料理レストラン「ピンクカミラ」へ。
ピンクカミラ
東京都目黒区下目黒1-5-16 本田ビル2階
電話:03‐6417‐9888
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第9回 台湾弾丸かき氷ツアー(その1) 超老舗かき氷店を訪れる
訪れたのは、「龍都冰菓專業家」(ロンドゥービングオ・ジュアンイエジャー)。台北市西南部にある龍山寺というお寺の近くにあるお店だ。
第10回 台湾弾丸かき氷ツアー(その2) ゴスロリ風かき氷を食す
第11回 台湾弾丸かき氷ツアー(その3) マンゴーづくしの氷を制す
第12回 台湾かき氷弾丸ツアー(その4) 肉味アイスを食す
たどり着いたのは「雪王冰淇淋」(シュエワンビンチーリン)というお店。
カウンターでメニューに載っている順から「ごま油チキンと・・・」と注文しようとしたら、お店のお姉さん。いきなり、「だめだめだめだめ! それ、やめた方がいい!!」
「これは、ごま油の味が結構きついの。初めての人には、ちょっと無理」。お姉さん、両手を前に出して、猛烈にダメ!と左右に振り続ける。強硬に反対するお姉さんの様子に、思わず笑ってしまいました。
「肉味を食べるなら、肉を使ったアイスのシリーズで、最初に出来たこのフレーバーがお薦め! 肉そぼろ味よ」
肉味系アイスでは一番人気でもあるらしい。ここは素直にお薦めに従った方がいいかも。
「これはね。甘いアイスクリームが食べられない糖尿病の人のために開発されたのよ」。お姉さんが語り始める。「それに、例えば甘い物が苦手なおじいちゃんが自分の孫と一緒に来たときに、ちょうどいいでしょ」
アルコール度が35度もあるという竹葉青酒が入ったものを頼んでみた。竹葉青とは、蒸留酒に竹の葉を浸して作るお酒らしい。
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第13回 台湾弾丸かき氷ツアー(その5) 5つ星手土産ケーキを食す
台湾パイナップルケーキ
ターゲットとなったのが台湾のど定番土産、パイナップルケーキ。現地では、鳳梨酥(フォンリースー)と呼ばれるものだ。
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第14回 アメリカ人よりもドーナッツ好きの国民とは?
ティム・ホートンズ
「行き当たりばったり隊」とはいえ、最初のミッションは北米、南米、ユーラシア、アフリカ、オセアニアのおやつをざざーっと、探検すること。
そして、難関として残ってしまったのが、北米とオセアニア。何しろ、この地域のお菓子は日本のお店にもあふれているので、「探検」というお題目にピッタリはまるような、未開拓のおやつを見付けるのが難しいのだ。
「でも、『ティム・ホートンズ』は、カナダではマクドナルドよりお店が多いし、ポピュラーなんだよ」
「ティム・ホートン」というのはカナダの花形スポーツ、アイスホッケーのスター選手の名前。1964年に彼がカナダ中東部に位置するオンタリオ州ハミルトンに開いた、自分の名前を冠したドーナッツ屋がこのチェーンの始まりだ。74年にホートン氏が自動車事故で亡くなったときには40店規模のチェーンだったけれど、その後拡大を続け、今やカナダ国内にマクドナルドの倍以上、3000軒を超えるお店があるという。
一説によると、世界で最も一国民当たりのドーナッツ店数が多いのが、カナダなんだそう。
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第15回 アメリカ人よりもドーナッツ好きの国民とは? 後編
「ナナイモバー」。
「ナナイモ」とは、カナダ西海岸はバンクーバー島にあるかつての炭鉱街(カナダ本土にある日本でもお馴染みの街、バンクーバーの向かいです)。
発祥の地については諸説あるようだけど、ナナイモバーは1950年代にこの街で大ブレーク。以来、街の名物となり、今ではカナダ全土、スーパーにも置いてあるようなポピュラーなお菓子になっているそうだ。
砕いたクッキーにバターなどを混ぜた土台の上に、バニラもしくはカスタード味のバタークリームを載せ、その上に溶かしたチョコレートを流して固める――それがナナイモバー。今ではピーナッツバターを使ったものなど様々なバリエーションがあり、86年にはベストレシピを探すべくナナイモ市がコンテストを開催。100に迫るレシピが集まったんだとか。
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第16回 ニュージーランドの超定番スイーツに出会う
パブロバ
今年4月にオープンしたばかりの「ワカヌイ」というニュージーランド牛の専門レストランがあるという耳よりの情報が入ってきた。なんでも、ニュージーランド産食肉のプロモーションを目的とした彼の地の企業のグループ会社が運営するという、生粋のニュージーランド魂あふれるレストランのようだ。
きっと、ニュージーランドならではのおいしいデザートだってあるに違いない! 早速、お店のホームページを見ると、デザートに「パブロバ」という耳慣れないものがある。
ワカヌイ
東京都港区東麻布2-23-14 トワ・イグレッグ B1F
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第17回 ニュージーランドの超定番スイーツに出会う 後編
パブロバ
硬めにパリッと焼いたビスキュイを添えた、ホーキーポーキーでございます
ホーキーポーキーというのは、ニュージーランドの人気アイスクリームフレーバーなんですよ。アイスクリームショップに行けば絶対あるフレーバーで、スーパーのアイスクリーム売り場にも必ずあります
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第18回 おやつ探しのワンダーランドを探検する
東京には、おやつハントにうってつけの季節がある。
9月だ。
理由はカンタン。
都心にある代々木公園で毎週末、様々な国の大使館が主催や後援をするイベント(フェスティバル)が入れ代わり立ち代わり開かれるから。フェスティバルでは、それぞれの国に関連したレストランや雑貨店などが一堂に会するので、未知のデザートや袋菓子に巡り合える可能性が高いというわけ。
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第19回 謎のおやつ宅急便届く、の巻 前編
「昨日さ、こんな箱が編集部に届いたんだよね」
ある日の午後本部を訪れると、おやつ部長がいきなり、両手でようやく抱えられるぐらいの段ボール箱を持って来た。
「Webナショジオで『コスタリカ昆虫中心生活』を連載してくれている、コスタリカ在住の昆虫学者・西田賢司さんが、どうやらおやつを送ってくれたみたいなんだ」
コスタリカのおやつ! そこそこ長い人生ですが、一度も出会ったことがありません(ちなみに『昆虫中心生活』をまだご覧いただいていない読者の方。コスタリカは中米にある、四国と九州を合わせたぐらいの大きさの国です)
わくわくしながら、びりびりと封を切って段ボール箱を開ける。
すると、出てくること、出てくること! 約20点もの袋菓子が、ぎっしり詰まっていた。
すると、出てくること、出てくること! 約20点もの袋菓子が、ぎっしり詰まっていた。
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第20回 謎のおやつ宅急便届く、の巻 後編
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