こんな記事を見つけた。
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軍隊アリの集団自殺
上の動画を見てほしい。
この動画は、アリが円を作り、延々と回り続けているだけのように見える。
しかし、アリは体力を消耗して死ぬまでこの動作を止めることはない。
この軍隊アリの奇妙な行動は「死の渦巻き」と名付けられている。
この様子だけを見れば、アリは頭が狂ってしまったのではないかと思うだろう。
しかし、これは長い年月をかけて軍隊アリがユニークな進化を遂げ、多くの長所を得た代償として、致命的な短所も手に入れてしまったと言えるものである。
軍隊アリは他のアリとは違って、目が見えない。
彼らは、一生同じ場所で巣を作り、住み続けることは無い。
その代わりに、軍隊アリはエサを求めて集団で行進し、常に休むこと無く歩き続ける。
行進する際、最初の列のアリが、フェロモンを分泌することで、足あとを残し、他のアリ達はこれを嗅ぎ、他のアリが付けたフェロモンを嗅いで道をたどることで、集団が秩序をもって行動することが可能になっている。
このシステムが上手く行けば、離れた場所でエサを見つけたとしても、フェロモンをたどって元の集団に戻ることができる。
しかしうまくこのフェロモンが付けられなければ、アリは行ったり来たりし始め、しまいにはドームのようなエンドレスのループを形成してしまうことになる。
この発見は1000年前以上から確認されていたらしいが、科学的に研究され始めたのは1936年のことであった。
生物学者のT.C.Schneirlaは一日中、何百ものアリが円陣を作って、行進しているのを確認した。
たとえ強い雨の日であっても、アリはそれをやめることはなかった。
その次の日、ほとんどのアリは死に、いくつかは生き残って非常に弱々しかったが、それでも回り続けるのをやめなかったという。
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