2014年9月27日土曜日

映画「グラン・トリノ」でモン族の料理をみる

2014年9月26日

 この映画は、クリント・イーストウッドが俳優として最後の作品に選んだ。

 ジョン・ウェインの遺作「ラスト・シューティスト」を思い出した。

クリント・イーストウッドの映画はダーティーハリーや夕陽のガンマン、荒野の用心棒をよく子供の頃みていた。

最近はクリント・イーストウッドが監督としての作品を見ている。

許されざる者

マディソン郡の橋

父親たちの星条旗

硫黄島からの手紙

インビクタス

チェンジリング


そして、今日、このグラン・トリノを観た。

本当に、心を描くのがうまい。

リアリティーのある心情をきめ細かく表現しつつ、

迫真の緊張感のあるアクションもみせてくれます。


 心が通わない人、心が通い共感する人、そして応援してくれる人、

さまざまな人が登場するからこそ、味のある映画になっていると思う。

料理も映画も色々な味があってこそ深みが出る。


 毎年2月にミャンマーのモン族がお祭りをやっています。

今度こんな料理を食べてみたい。

お祭り等の日程はビルマ市民フォーラムを参考に。




モン族の悲劇について、こちらのブログが詳しく教えてくれます。

ソーラーサーキット建築日記&太陽光発電日記 ブログ

 「グラントリノ」とモン族の悲劇
 タイ、ベトナム、中国、ラオスの辺境に住む山岳民族である。こののどかな民族が戦争に翻弄される。
 ベトナム戦争時、北ベトナムから南ベトナムの解放戦線に物資を送るルートがラオスに存在した。”ホーチミンルート”である。ここを攻撃するために、山岳地方に詳しいモン族をアメリカ軍は雇入れ部隊を編成し北ベトナム軍と戦わせる。アメリカの撤退で見捨てられたモン族部隊は北ベトナム軍の報復攻撃で20万人が戦死し、30万人がタイに逃れて難民となる。
 その難民のうち十万人ほどがアメリカに渡ったと言われている。映画に出てくるのはこのような移民とその子孫達である。大国のエゴに翻弄される少数民族の悲劇は数限りない。そんな移民の伝統文化は破壊され、もともと住んでいるアメリカ人との軋轢が生まれるのだ。残るも地獄、去るも地獄だ。

町山智浩さんのレビューはこちら


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