トルコ・コーヒーの文化と伝統
講演「トルコ・コーヒーの文化と伝統」
トルコ・コーヒーとはなにか?
・そもそもトルコ・コーヒーと他のコーヒーの違いは?
→ コーヒーとは何か? 種類、歴史、飲み方
・トルコ・コーヒーとは何か?
・トルココーヒーを出している店はあるか?
・無形文化遺産
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トルココーヒー ウィキペディアより
トルコ・コーヒー(ターキッシュ・コーヒー)は、コーヒーの淹れ方の一種。水から煮立てて、上澄みだけを飲む方法である。
2013年にユネスコの無形文化遺産にトルココーヒーの文化と伝統が登録された。
オスマン帝国内のイエメン統治者オズデミル・パシャにより、コーヒー豆が皇帝に献上されたのが、約450年前。まずイスタンブルのタフタカレ地区でコーヒーが飲まれるようになり、その後ヨーロッパに広まる。現在でもこの伝統的なコーヒーの飲用法は、中東・北アフリカ・バルカン諸国で共通している。
飲み方
・用意する道具としては、粉状にされたコーヒー豆・冷水・ティースプーン、トルコではジェズヴェ(英語版)と呼ぶコーヒー用の鍋、それがなければ小さな手鍋。この鍋の深さはコーヒーの粉が沈むのに十分なほどであればよい。ジェズヴェは銅でできたヒシャク型で、木の把手がついている。
・コーヒーの粉はティースプーンに1杯が、1人分の分量である。コーヒーと砂糖を同じ割合でジェズヴェに入れる。水を1人あたりカップ1杯ずつ、多すぎないように注意しながらジェズヴェに入れる。煮立てて沸騰してきたら火を弱め、浮かんできた泡をカップに等分に分けて入れる。ふきこぼれる寸前に火を止めて、ジェズヴェにあるコーヒーをカップに注ぐ。粉が沈むのを待って上澄みを飲む。好みによって、カルダモンで風味をつけることがある。
トルコには他人に親切にせよという意味で、「1杯のコーヒーにも40年の思い出」という諺がある。トルコ語で「40」には「かなり大きな数」という意味があり、「40年の思い出」とは「長年の思い出」ということになる。つまり、他人に1杯のコーヒーをご馳走するだけで、その親切をなにかにつけて思い出してもらえるものだ、という教えになる。
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AGF コーヒー大辞典より
イラストは、トルココーヒーを入れるときの器具で「ジャズベ」、あるいは「イブリック」と呼ばれています。トルココーヒーは、まだまだ日本人の私たちには馴染みの少ないコーヒーですが、中近東では一般的に広く愛されているコーヒーです。
ジャズベは、銅または真鍮(しんちゅう)でできており、長い柄のついたひしゃくのような形をしています。これに、コーヒーと水を入れ、後はただ火にかけるだけ。
たとえるならば、麦茶を煮出すようにコーヒーを抽出するわけです。そのままカップに注いだら、しばらくそのままにして、コーヒーの粉が沈んでから、上澄みを飲みます。
カップの底に残ったコーヒーの粉の形で、占いを行うのがトルコでは人気です。
粉ごと煮出して飲むため、コーヒーは極細挽き(ごくぼそびき)を選びましょう。
・トルコ珈琲 YouTube
・How To Make Turkish Coffee 「トルココーヒーの作り方」 YouTube
・ユネスコの無形文化遺産に登録されたトルココーヒー YouTube
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トルココーヒー Türk Kahvesi 「トルコ料理教室」 ブログより
Merhaba!
トルコ文化センター料理教室です。
今回は「トルココーヒー」のご紹介です。
トルコでトルココーヒーは非常に長い歴史を持っています。
オスマン帝国時代にイエメンからスルタンに献上されたのが始まりで
世界で初めてカフェができたのもイスタンブールと言われています。
そしてオスマン帝国から世界へとコーヒー文化が広がりました。
トルココーヒーは、エスプレッソの原型のようなもので、
非常に細かく挽いたコーヒー豆をジェズベという小さな鍋に入れ、
砂糖とお水を足して火にかけます。(最初から砂糖を入れます)
沸騰したところでカップに移すのですが、
このとき水面にクリーミーな泡が立っていると美味しいとされています。
上の写真はイスタンブールのブルーモスクの正面にある
トルコイスラーム芸術美術館の中にあるカフェでの写真です。
ここでは毎回コーヒーを伝統的な方法で淹れてくれます。
サービスされるトレーもとっても素敵です。
トルコにはコーヒーにまつわる有名なことわざがあります。
「1杯のコーヒーにも40年の思い出」
トルコで40という数字は沢山という意味にもなります。
このことわざは、一杯のコーヒーのおもてなしも、長いあいだ思い出として残るという意味で
人にはたくさん親切にしましょうという意味合いも込められています。
また、トルココーヒーは結婚適齢期の男性の一つのイベントの要素でもあります。
トルコでは結婚したい女性の家に男性が両親と共に正式に訪問する日があります。
この日を「kız isteme」といいます。日本でいうご両親へのあいさつといったところでしょうか。
このとき、お嫁さん候補の女の子は、皆さんにトルココーヒーを作ります。
なぜならトルココーヒーを上手に作れるのは良いお嫁さんになるといわれているからです。
さて、ここで女の子は少しいたずらをします。お婿さん候補の彼のコーヒーだけに塩を入れるのです。
塩入コーヒーを彼は口にしますが、その日は一大イベントですので、
緊張していますし、コーヒーを吐き出すことも文句も言えません。最後まで頑張って飲み干します。
女の子はそんな彼を見て、結婚できる人か男の度量を見極めるのです。
さて、トルコで有名なトルココーヒーのお店は、エジプシャンバザールの横にある
メフメットエフェンディというコーヒー屋さんです。
エジプシャンバザールのメインゲートをくぐり、奥までまっすぐ進むと
コーヒーの香りがしてきます。突き当りを右に出ると、すぐ目の前がお店です。
ここでは挽きたてのコーヒーをその場で販売しており、
常時コーヒー豆を買い求めるトルコ人で行列ができています。
少量からでも購入可能です。
カフェは併設されてませんので、その場では飲めませんが
周辺は香ばしいコーヒーの香であふれています。
イスタンブールに訪れた際は、是非トルココーヒーを飲んでくださいね^^
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トルコのコーヒー文化
「1杯のコーヒーにも40年の思い出」
「コーヒーは地獄のごとく黒く、死のごとく強く、恋のごとく甘くあるべし」はトルコの有名な諺です。
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参考
・カフヴェ サイト トルコ関係へのリンク集
・食の遊牧人・じゃんのトルコ料理紀行 ブログ
・第13話「トルココーヒーの真相」 サイト
実は、トルコのコーヒーは、大切なお客様をもてなすための貴重な飲み物
・トルココーヒーの入れ方 クックパッド
・トルココーヒーの淹れ方 illy
・トルコ式コーヒー ucc
トルコ式ミルのような専用ミルがない場合は、極細挽き(エスプレッソを抽出するときの挽き方)に挽けるミルがあれば良いでしょう。また、専用コンロでなく、ご家庭のコンロでも作れます。
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