2012年11月26日月曜日

末は博士か大臣か

2012年11月25日 20時 新小岩にて

 一軒目、小岩の「BACK IN TIME」で松原みきNight#8へ参加。

近くで良い店はないかと調べて見ると「いわし博士」という店があった。

さいわい日曜日夜九時まで営業している。

食べログの平均利用金額が6000~7999円。

ちょっぴり気になる。


千ベロ同好会の会員としてなんとか、千円以内におさえてレビューを書きたいと思っています。

しかし、食いしんぼうのため注文しすぎていつも千円を超えてしまいます。

会長様 罪深い私をお赦しください。ここに懺悔します。


 お店に入りメニューを探した。

なかった。カウンターの上の壁に一応、お酒と商品が書いてあった。

レモンサワー350円を注文。

おしぼりが出て来たが、メニューは出てこない。

おばあさんにお勧めは何か尋ねると、全部お勧めですよと言わしてしまった。

お刺身900円と悩んだ末、ぎょうざ550円を注文。

しばらくするとフランス料理が飛び出してきた。

きょとんとしていると、お通しですと言わしてしまった。

とても色っぽい冊子があった。

「下町 EATころ スペシャル」産経新聞社。

いわし博士が掲載されていた。

ぎょうざが出来上がった。

おいしい。ぎょうざにイワシが入っているそうだが、

食べて見ても、見てみてもわからなかった。

教えてもらわないと全くイワシが入っていることに気付かなかった。

待望のお刺身が登場。

あーイワシだらけだ、盛合せを想像していた僕が茫然としていると、

「みんなびっくるするのよ。一人にはちょっと多いからね」とおばあちゃんに言わしめた。

食べながらさっきの本を読んでいるとちゃんと記事に書いてあった。

「イワシを感じさせない変わりだねの料理も多い。」

「背開きのイワシに溶かしたチーズを詰めたフランス料理風もある。単なるイワシ料理を超えた”芸術品”に驚きだ。」

よし、これを注文しようと思い、おばあちゃんに尋ねた。

おばあちゃんは首をかしげて、おとうさんに聞いてみますね。

「おとうさん、フランス料理風のありますか?」

「そんなもんないよ。え、本に書いてある?予約もしないでいきなり言われてもできないよ。」

そんなつもりで言ったわけではなかったのに。

涙が出て来そうになった。

一言イワシてもらえるなら、「メニューも何もなく、お勧めを尋ねれば全部と言われ、一生懸命調べて尋ねると、けんもほろろ、お得意さん相手の商売ですね。」と言いたかった。

いじけているとお父さんと呼ばれるおじいさんが「じゃあ洋風の料理を作るよ」と言ってくれた。

厨房の方からにぎやかな音がして、ふと見ると凄い勢いで炎が上がっていた。

出来上がった料理は、フランス料理のようだった。

アスパラが添えられて、カリカリになったアーモンドがのっていてとても美味しかった。

美味しいものを食べ、すっかり上機嫌になっていた。

最後の料理は「バター焼き」だそうです。

ぼくの見えるところにはバター焼きと書いてあるだけで値段が書いてない。

支払いをするふりをして、もう一つの壁をみると「バター焼き博士風1000円」と書いてあった。

お通し以外で食べた料理の合計が2800円。

おばあちゃんが3800円ですと言った。

お通しは1000円でした。

今度はちゃんと予約して来ますねと僕に言わしめた。

将来、大きくなったら、博士か大臣になってまた来ようと思いました。

























いわし博士魚介・海鮮料理 / 新小岩駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5

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