マスターは引き籠りのテレビっ子!?
今日は、以前となりの人がおいしそうに食べていたぶりみそ漬けを注文した。
すると、ママが申し訳なさそうな顔をしてこちらにやってきて告白した。
「まだ浅いの。つけたばかりで。それでもいい?」
無理をするのは趣味でないので、
ここは一歩下がってワラサの塩麹にした。
※ワラサ:昔、朝三時ごろ釣り船に乗って釣りに行った。
9時に海の上から、
「すいません。具合悪いので今日休ませてください。」
と会社へ休むと電話したのを思い出した。
ウソじゃなく、本当に船酔いしていたのです。
???
こんなことを書くつもりでなかった。
知恵袋より
わらさ」と「さわら」どっちがどっち?という感じですが、「わらさ」の方は出世魚で、「いなだ→わらさ→ぶり」と成長するにつれて呼び名が変わってきます。一般的にはぶりの稚魚を養殖したものを「はまち」と呼んでいます。魚が三切れもついている!
ワラサとは60~70cmのブリの呼び名。
サワラは、スズキ目サバ科に属する魚です
「わらさ」には、血液をサラサラにし、コレステロール値を下げる効果のあるDHAやEPAが多く含まれ、動脈硬化や脳の活性化に役立ちます。また、ストレスなどに効果のあるビタミンB1や、美肌効果のあるビタミンB2、ナイアシンも多く含まれています。 また、コレステロールの代謝促進や肝臓強化に優れた効果を発揮することで話題のタウリンも豊富です。
おいしい。
骨をしゃぶるように食べた。
となりのビジネスマンは海老フライを食べていた。
ママがこぼした。
「これ残すの?一番おいしいところのなのに」
どうやら海老フライの尾っぽを残しているのにご立腹のようだ。
「え、食べられるのですか?」
「よそのお店は知らないけど、うちは尾っぽもちゃんと綺麗にしているので大丈夫よ。ごはんお持ちしますか?」
ビジネスマンが尾っぽを食べだしてご機嫌の様だ。
骨を残してしまった僕は、口を聞いてもらえなかった。
二時をちょっとまわったころ。
突如、老婆が闖入してきた。
「すいません。・・・・・」
一言いってなかなか次の言葉が出てこない。
ただならぬ気配に、怖くなって、ママも僕も固まってしまった。
老婆はカウンターまでゆっくり、ゆっくり歩いた。
そして、ようやく言葉を発した。
「・・・・大丈夫ですか?」
よく聞き取れない。
ママが身を乗り出してもう一度聞いた。
「ランチ大丈夫ですか?二時過ぎているけど」
ぼくも、ママもほっとした。
「大丈夫ですよ。
マスターはあっちで携帯電話のテレビ見ているの。
テレビっ子なのよ。」とママがこたえた。
「ハンバーグは売り切れですよね。生姜焼きください」
おばあさんなのに肉を食らうとは。
人を食った話を思い出した。
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